建売住宅の設備のグレードって?

本日の一問一答

Question

先週見に行った建売の戸建住宅に、Panasonicの建具、TOTOのトイレ、LIXILのお風呂、クリナップのキッチンが付けられていました。 玄関の扉はリクシルです。お風呂はマンションの140センチくらいのサイズで、足を折り曲げないと入れませんがテレビが付いていました。 もう一つの見に行った建売の家は、全部リクシルで、キッチンだけタカラスタンダード製のものでした。お風呂はよく分譲マンションで見る大きいサイズでした。 好み的には、パナソニックの建具が木目調がおしゃれな感じがして気に入っているんですけど 値段や間取りが同じだとすると、どっちが、お得なんでしょうか。

Answer

荒波にもまれる愛妻家で恐妻家の親バカがお答えします。

建売住宅の場合、その建売販売会社の下請け工務店が施工担当するのですが、住宅設備機器は販売会社の建売住宅をプランニングする部署もしくは外注の設計事務所が仕様を決定いたします。ご質問者さんがご覧になっている建売住宅会社さんがどのメーカーの仕入れに長けていて、よりグレードの高い住宅設備機器を組み込んでいるかが、お得であるか無いかの分岐点になりそうです。

それでは本当にグレードの高い設備を組み込んでいるのでしょうか。 それには建売住宅の価格設定の背景を紐解くと分かりやすいかもしれません。

残念ながら建売分譲住宅には時勢にマッチした価格帯(地域の相場観)などがある程度決まっており、決められた価格帯の中でいかに多くの利益を残すことができるかが、建売住宅販売会社の生命線とも言えます。

つまり、グレードの高い住宅設備機器が入っていることは極々まれで、おそらく「普及価格帯」と言われる商材が使われていると推察されます。普及価格帯商材は低価格で導入できることでコスト面の上昇を抑えることができる大量生産品とも言えますが、「普及」と名がついていますので、一番出筋だと考えていただければよろしいかと思います。

このため、「大量生産=質が悪い安物」ではありませんのでご安心ください。ただし、資本主義経済においては、「良いモノは高い」の考え方はある程度当てはまってしまいますので、注文住宅でご希望をふんだんに取り入れることは贅沢な住宅購入方法と言えるでしょう。

話を元に戻しまして、質問者さんのご質問にお答えすると、「建売住宅であればどれもお得なものは無い」と考えています。

各社とも見栄えが良く、かつ自社の仕入値が少しでも安価な商材を使用しています。ですから、最終的には見た目や、その設備自体が必要か必要でないかの判断材料のみで購入者様がお決めになって良いと思います。例えばご質問のように浴室テレビを贅沢に感じて、どうしても欲しい設備であるならば『お得(後付けできるが新築時の方が安く導入できるため)』だと言えますし、反対に浴室でテレビなんて絶対に必要ないと思えば無駄な機能がついているだけ『損(テレビ設備費用や配線工事代金の分だけ他の部分の費用が削られていることになるため)』になると思います。

そもそも建売に関しては建ってしまっているのですから後から仕様変更などができないため、購入者様が納得してご購入になる方が「お得な方」になると考えています。立地条件などを考慮の上、よりよいご自宅の環境を手に入れることを願っています。

ご質問ありがとうございました。