先人の知恵が活きている樽と桶

こんにちは、楽しく明るい笑顔リフォーム情報館の栗田です。

台風が過ぎてぐんと気温が下がり、今朝は空気がより一層ひんやりしているように思います。
昨日は関東では木枯らし1号が吹いたそうですね。
明日からは11月。季節は着実に冬へと向かっているのを感じます。

今では生活用品の多くがプラスチック製やステンレス製が主流ですが、樽や桶は、戦前までは木材を使ったものがほとんどだったようです。

特に醤油の樽や酒樽などは、今でも変わらず使われていますよね。
その理由は木が醸造や保存に適しているからなのだそうです。

木の器は、他の素材の器に比べて、外気温の影響を受けにくい特性があるそうで、醤油やお酒の熟成は微生物の作用で進行するため、年間を通じて一定の温度を保つ必要があるのだそうです。
木の樽や桶を使用する事によって木の断熱・保温機能が働き、熟成に適した環境を作ってくれるのだそうです。

ところで、桶と樽はどう違うのでしょうか。

丸太の中心から半径の線に沿って木取りをする柾目(まさめ)板は、水分を良く吸収する性質があるので、貯蔵を主な目的としない風呂桶、手桶、鮨桶などに柾目板が利用されているのだそうです。

一方、丸太の年輪を切断するように木取りした板目板は、水がしみ出たり、蒸発しにくい性質があるので、酒やしょうゆなどの貯蔵目的として作られた樽は板目の板で作られているのだそうです。

昔から木材は私たちの生活と深くかかわってきました。
先人たちは、それぞれの素材の性質を十分に見極め、「適材適所」に使い分けて用途に最適なものを作り、使用してきたのですね。
身近な生活の中にも先人たちの素晴らしい知恵を見る事が出来ますね。