転勤で住めなくなったマンションを賃貸に出したい
本日の一問一答
Question
住宅ローン支払い中のファミリータイプ3LDKのマンションを自宅として住んでいましたが
転勤で使用しなくなり、賃貸に出そうと思います。
新築から15年住んでいましたので、いろいろなところを直してから賃料を高めにして貸そうか、
ハウスクリーニングだけにして、安めに貸そうかすごく迷っています。
転勤は8年で戻れる予定で、マンションを賃貸に出したら相場は12万円から14万円と言われました。
賃料さえさげれば、借りてくれる人はいると思うんですが・・・・。
迷っています。リフォーム屋さんの観点からいかがでしょうか。
Answer
荒波にもまれる愛妻家で恐妻家の親バカがお答えします。
良く直面する質問であり、答えは大家さんとしての考え方によって大きく異なります。
まず初めに質問者さんのように転勤でやむなく賃貸にと言うことでしたら、戻れる予定もあります。
現状は築15年ですからまだまだ現役で使える部分も多くあると考えます。当然マンションですので外装面や共用部分などは毎月の修繕積立金で賄えるので心配する必要はありません。また、今回の質問者さんは8年と言うことですので、戻ってきた時点で築23年となりますので、この時が全面的なリフォームに最適な時期だと考えます。
つまり今回の場合ですと、貸す前に最低限度のリフォームのみを行っておく。そして戻った際には自分たちの生活スタイルや財政などを勘案したうえで、やりたいリフォームを心行くまで自分たちのために行うのが良いと思います。
なぜなら借りる方の多くは残念ながら、他人物である意識からかどうしても大切に使ってくれないことが多いためです。せっかく理想的な設備を整えたとしても、返却されるときには完全なる中古になってしまっています。
もしも転勤先が遠方で身内など管理してくれる人が近くにいない場合には、築15年であれば少なくとも給湯器、トイレ(ウォシュレット)、エアコンなどは寿命と言っても過言ではありません。トイレも比較的壊れやすいウォシュレットよりも、先にタンク内部のパッキン類などが摩耗して水が止まらなくなったりするケースも頻出しています。その他で言いますと各水栓関係のパッキンですが、それくらいは入居者様にお任せする範囲でも問題ないかもしれませんね。
今回のご質問の私なりの一つの結論は、転勤先が遠方で、物件の近くに管理してくれるお身内がいないのであれば、最低限度のリフォームをして相場よりも5,000円~10,000円程度安くし、その代わりに定期借家条件付きでの賃貸借契約をすることです。
ただし、8年以内で戻れないとの辞令があるのであれば、3年定期借家など短めの期間で設定してしまうとその分人気が無く借り手が決まりにくくなってしまうので、できるだけ長い期間の定期借家にする方が入居者様も安心してくれるかもしれませんね。
そのあたりは信頼を寄せる不動産業者さんにご相談していただくことが何よりの近道だと考えています。
ご質問ありがとうございました。
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