無垢フローリングのメリット
フローリングは大きく分けて無垢フローリングと複合フローリングの2種類があります。近年注目を集めているのは無垢フローリングです。今回は無垢材のフローリングについて、ご紹介します。
<無垢フローリングとは>
無垢フローリングとは、薄い木を張り合わせた合板とは違い、張り合わせをしていない100%天然木でできたフローリング（床材）のことです。フローリングの張り替えをお考えの方は、一度無垢フローリングの採用を検討してみてはいかがでしょうか？
<無垢フローリングの特長>
1 調湿効果がある
「調湿」とは、室内の湿度を調節することを指します。木は、部屋の湿度を調整してくれるのです。夏のじめじめした日は部屋の湿気を木材が吸収し、冬の乾燥した日は部屋に水分を放出してくれるため、部屋を快適な環境へと導いてくれます。湿度が上がりやすい夏と乾燥しやすい冬を合わせ持つ日本の気候に柔軟に対応してくれるのは人に優しいですね。無垢フローリングは木をそのまま用いていますので合板と違い木の特性を失いません。そして木の最大の特性がこの調湿効果なのです。
2 木のぬくもりを味わえる
無機質な合板のフローリングとは異なり、木本来のぬくもりが感じられるのも無垢フローリングのメリットでしょう。無垢フローリングは年数を重ねるうちに味わいが増し、あめ色のツヤが出てきて、アンティークとしても楽しめます。既存のフローリング素材をはじめとする建材は一般的に「経年劣化」しますが、無垢材のフローリングは長く使い「育てていく」のです。経年による小傷なども含めて、メンテナンスにも自然と力が入り、愛着が増していくでしょう。
また、天然の木材は空気を含みますので、歩いた時に足に吸いつくような感触を感じることもできるのです。
3 人に・環境に優しい
合板は板を張り合わせる際に化学物質を含む接着剤を使用しますが、その接着剤は健康被害をもたらす可能性があるのです。しかし無垢フローリングは接着剤を一切使用しませんので、人体に悪影響を与えません。アレルギーをお持ちの方や小さなお子さんがおられるご家庭には、安心して取り入れられるため特にお勧めです。
いかがでしたか？無垢フローリングは木そのものの特性を活かした建材なのです。ただし、無垢フローリングにもデメリットは存在しますので、次回は無垢フローリングのデメリットをご紹介します。
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