屋根の素材
前回、屋根の形についてお話しましたが、今回は屋根の素材についてお話ししたいと思います。屋根の素材は五種類あります。
一つ目はストレート屋根です。
ストレート屋根は天然ストレートと化粧ストレートの二つに分けられます。
比較的安価で軽く、色合いも豊富ですのでデザインにこだわりたい方にはおすすめの素材でしょう。しかし、ストレートは塗装によって性能を保っていますので、定期的に塗装をし直すメンテナンスを必要とします。
二つ目は日本瓦です。
釉薬(ゆうやく)というコーティングを施した釉薬瓦と無釉瓦の二つに分けられます。釉薬瓦は、コーティングにより表面はガラスのような硬さを持つため、雨水に強く耐久性に優れます。釉薬の種類によって色を変えられるため、洋風の雰囲気を出すことも出来るのが特徴です。
日本瓦全般に言えることは、耐久性や耐熱性、遮音性に優れているということです。瓦は色あせをしにくく半永久的に使えるため、メンテナンスの必要もありません。しかし、瓦は重いので地震などの災害で崩れてしまった時の修繕費は高額になるでしょう。
三つ目はセメント瓦です。
セメントと砂などをある一定の割合で混ぜてできています。一見瓦のように見える形もありますが、瓦より軽く形が均一です。色や形の種類は豊富ですが、割れやすく塗装をし直すといったメンテナンスを必要とします。
四つ目はトタン屋根です。
トタンは鋼板に錆びないようコーティングした薄い板のことです。大変軽く地震には強いですが、コーティングを施しているとはいえ鉄ですので錆びやすく、耐熱性が低いという特徴があるため、近年ではトタン屋根を採用する方が減ってきているようです。
五つ目は、ガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板とは、鉄板にアルミニウムと亜鉛とシリコンで加工した板です。耐熱性が高く加工もしやすいため、デザインのバリエーションが豊富です。
鉄板は雨の音が大きく聞こえるのがデメリットとされてきましたが、石粒を吹き付けることにより解消しました。
近年注目を集めている素材です。
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