屋根の形
普段あまり注目して見ることのない屋根にも、種類がたくさんあります。実は、屋根にはその形や素材によって持つメリット、デメリットがあるのです。
今回は、屋根の形についてお話しします。
日本の屋根は大きく分けて四種類あります。
一つ目が切妻屋根です。
これはおそらく屋根と言って一番頭に思い浮かびやすい形ではないかと思います。二面の屋根で支えている、前から見ると三角の形になっている屋根です。メリットは構造が単純ですので値段が安いです。また、雨漏りがしにくく、メンテナンスがしやすいです。
雪が多く降る地域では、この二面角度を急にすることで雪が積もりにくくなります。
デメリットは、多くの家で採用しているため個性が出しにくいことと、屋根の角度では紫外線や雨が外壁部分に当たりやすくなってしまうことです。
二つ目は片流れ屋根です。
これは名前の通り一面の屋根が片側に傾いている形です。切妻屋根と同様、構造が単純なため値段が安いです。敷地が狭くても取り入れやすく、デザイン性が高いのでオシャレな屋根が多いです。
デメリットは、雨が降った時に一方に雨が集中してしまうところです。
三つ目は寄棟屋根です。
寄棟屋根は四面の屋根が四方向に伸びている形をしています。メリットは風に強く、雨や紫外線をバランス良く受けるため、耐久性が高いところです。
デメリットは構造が少し複雑で、四面の継ぎ目部分から雨漏りがしやすいところです。
四つ目は入母屋屋根(いりもややね)です。
これは日本の伝統的な屋根の形で、切妻屋根と寄棟屋根を併せ持っています。メリットは見た目に重厚感があります。
デメリットは構造が複雑なため、値段が高い上に雨漏りがしやすいところです。
いかがですか?屋根の形だけを見ても色々種類があり、おもしろいですね。
それぞれでメンテナンスの頻度も異なりますので、自分の家の屋根はどのような形なのか、またどのような特徴があるのかを知っておくのは大切なことです。
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