長期優良住宅とは

長期優良住宅とは

「長期優良住宅」という言葉をご存知でしょうか?

家を建てる際にこれを知っていれば役立つこともあるでしょうから、今回から長期優良住宅についてお話していきます。

 

【長期優良住宅とは何か】

 

長期優良住宅とは、簡単に言えば数世代に渡り長期間家を良い状態で暮らせる家のことです。
2009年に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に定められたいくつかの基準をクリアすれば長期優良住宅として認められます。
戸建での適用がメインになりますが、分譲マンションでもごく一部の物件はマンション用の長期優良住宅の基準をクリアしている場合があります。

 

【長期優良住宅の認定基準】

 

1 耐震性

これは地震の揺れにどれだけ耐えられる家であるかということです。地震が起こりやすい活断層の多い日本に住むからには、いつ起こるか分からない地震に備えた家造りは欠かせません。
同じ地域内で全壊・半壊が起きるような大きな地震に対して、被害のあった家に継続して住みつづけるため、被害のレベルを下げる措置が施されているかどうかがポイントになります。
具体的には、耐震等級2以上の建物であることが求められます。

 

2 耐久性

 

これは家の構造がどれだけしっかりしているかを見ます。
耐震性にも関係しますが、基礎、壁の配置、接合部などがチェックされます。

 

3 維持管理・更新のしやすさ

家のメンテナンスのしやすさがチェックされます。
床下や屋根裏に点検ができるように入口を設置したり、床下空間に検査機器が入り込めるような規定の高さを設ける必要があります。
長く同じ家に暮らしていくためには、家のメンテナンスは必要不可欠です。そしてそのメンテナンスがしやすくなっているということは、それだけ人間や環境への負担も少なくなるということなのです。

 

4 住居面積

これは建物の面積のことです。ある程度の居住面積があれば、子どもが増えたり二世帯住宅になったりといったライフステージの変化にも間仕切り等を設けて対応できるでしょう。

 

5 省エネルギー

これは地球に優しい家であるかということです。地球温暖化が進む現在では、いかに環境への負担を減らせるかが重視されています。具体的には、断熱性などで基準を満たしているかがチェックされます。

 

6 居住環境

これは、地域の景観を壊すことなくいかに調和しているかが検討されます。
観光地や公園や歴史的建造物の近くなど景観を重視しているエリアに行くと、コンビニエンスストアやファミリーレストランの看板がトーンを抑えたものになっているのを見たことがありませんか。このような配慮と同じように、周りのイメージに合わせた外観にすることが求められますが、地域によって基準が異なります。

 

7 維持保全計画

これは将来の定期的な補修に関する計画を立てられているかということで、少なくとも10年に1度は家の点検を行う必要があるということです。併せて、住宅をいつ修繕したか、どんな修繕をしたかなどの履歴も、適切に記録し保存されることが求められます。

 

これらの基準をクリアすれば、長期優良住宅だと認められるのです。 今回は長期優良住宅とは何かをお伝えしましたが、次回は長期優良住宅のどこが良いのかということをご説明してまいります。