増築と改築はどこが違うの?
増築と改築はどこが違うと思いますか?
どちらも聞いたことはあると思いますが、その違いを明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。今回は、そんな増築と改築についてです。
増築と改築、どちらも何らかの形で家に手を加える言葉ですが、やっていることは違います。まずは増築です。
増築は、建物の延べ面積を増やすことです。ここで延べ面積とは、建物の合計の床面積を指します。建物が二階建てなら、一階部分と二階部分両方の床面積の合計が延べ面積です。子どもが増えたから部屋を増やしたい場合や中古一戸建てを購入したが、狭いためもう少し部屋を広くしたい、収納スペースを確保するためにウォーキングクローゼットを作りたいような場合です。この場合、一階部分に一部屋分の部屋を新たに作ったり、二階部分の面積を広げたりといった増築が考えられます。
また、サンルームを作ることも増築です。サンルームとは、リビングの窓の延長線上に作る空間のことで、壁や天井をガラス張りにし、外と自由に出入りできるようにしたり、洗濯物を干したりするために作ります。最近では、黄砂やPM2.5などの影響で洗濯物を外に干したくないといった方も多いでしょう。そのような場合にサンルームは太陽光をそのまま取り入れられ、雨でも洗濯物が干せる点で便利です。また、開放感があり子どもの遊ぶスペースとするなど、その使い方はさまざまです。
対して改築は、床面積を変えずに間取りを変える工事のことです。
例えば、子どもが増えたから今まで一つの部屋として使っていた部屋を二つに仕切ることで子ども部屋を二つに増やす場合です。また、トイレの位置を変える場合も改築になります。要は、部屋の中だけで済むレイアウトの変更が改築になるのです。
両者の一番大きな違いは、申請がいるかいらないかです。改築は申請はいりませんから、したいと思った時にしたいようにやれば良いのです。しかし床面積が10平米以上増加する増築については、行政に確認申請などの申請をする必要があります。印紙代や申請代行費など、工事とは別の費用が必要になります。
また、増築したくても出来ない場合もありますので注意が必要です。
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