リフォームで生活がより快適に!失敗しないマンションリフォーム術〜後編〜
前回の記事ではマンションリフォームで失敗しないための知識、前編を紹介しました。前編ではマンションならではの注意点と、マンションだからこそできる自由さをお話ししました。今回の後編では、マンションならでは注意点になります。前編との違いとしては、トラブル回避に重点を置いている点です。
(1)前準備でトラブルを回避しよう
マンションリフォームには、前もって準備しておくことがあります。
一軒家でのリフォームと重複するところもありますが、主なポイントは以下の通りです。
・管理組合への届け出
・工事概要の提示
・工事日程の確認
・電気、ガス容量の確認
・リフォーム前の片付け
・仮住まいの手配、引越し(住みながら行えるリフォームもあります)
・工事用車両の駐車場の確保
・近隣住民への挨拶回り
少なくとも以上のことは前もって済ませておく必要があります。
ここでのポイントは近隣住民の挨拶回りです。マンションは戸建てよりもお隣の生活空間と、物理的な距離が近いものですから特に気を付ける必要があると考えられます。
もしお隣で、挨拶が無くて何も知らされないまま大きな音の出るリフォームが始まったら、皆さんはどう思いますか?
おそらく大多数の方は、「え?何これ?いつまで続くの?」、「音が大きくてテレビの音が聞こえない!」などと大変不快な気持ちになると思います。一度不快な気持ちを抱かれてしまったら今後の近所付き合いにも響きます。
せっかく満足のいくリフォームができたのに、マンション内での人間関係がうまくいかずに住みづらい、なんて嫌ですよね。
そうならないためにも、リフォーム前に両少なくとも両隣、上下階のお宅に挨拶に回って工事の期間、騒音や臭いで迷惑がかかるかもしれない旨を、伝えておいて了承を得ておくことが必要です。
この挨拶回りで関係性を作っておくことで、リフォームでのトラブルの回避やリフォーム後のご近所付き合いにも良い影響が生まれるかもしれません。
施工中は施主不在で、業者だけで作業を進めることもままありますから、着工前の挨拶回りには、工務店の担当者にも同行してもらうといいでしょう。
(2)共用部分のリフォーム時期と被らないように、時期を配慮する
マンションには専有部分と共用部分があります。共用部分はマンションの外壁や配管部分などマンションの住民が共同で使用する部分です。
専有部分と同じで共用部分もメンテナンスが必要です。この共用部分のメンテナンスの時期と個人で行う専有部分のリフォームの時期が重なってしまわないよう注意しましょう。もし時期が被ってしまうと材料の搬入の遅れや、駐車場のスペースが確保できないなど、施工上のトラブルが発生するかもしれません。
また、15年前後に1度行われる外壁塗装などの大規模修繕では、ベランダの防水補修や配管修繕など、専有部分に近い場所での工事が必要になる可能性もあります。そうなると業者の出入りややりとりが二度手間になるので、共用部分の工事期は、管理組合の会合や議事録であらかじめ確認しておくようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
前編と後編にわたってマンションリフォームに関する失敗しない術を紹介してきました。あらかじめトラブルになりそうなところを前もって解決しておくとリフォームの工事がスムーズに進みますね。
多くの人とルールが関わるのがマンションリフォームです。間取りやデザインだけじゃなく、人間関係への配慮なども妥協なく取り組みましょう。
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