屋根裏収納を作ろう
住宅の屋根裏部分のスペースを利用して作る収納部屋についてご紹介します。
屋根裏収納の利用方法は、文字通り「ストック品やシーズン物の保管」以外にも最近では屋根裏部屋として「お子さんの秘密基地」「お父さんの書斎」として利用されることがあります。適度な狭さが心地よいスペースは、お子さんのみならずお父さんの冒険心をもくすぐるようです。
屋根裏収納を作ることにはいくつかのポイントがあります。
一番に認識していただきたい注意点として、屋根裏下の居住スペースから上がってきた熱がこもりやすく、屋根にも近いため、「夏はサウナ状態」といわれるほど暑いということがあります。
暑さ対策としては、小さくてもいいので、風が通り抜ける配置を考慮して窓を設けておくことにより風通しが良くなります。
下の階の熱気も逃すことができるので、快適に住めるようになります。
屋根からの熱は、屋根の裏側に断熱材を設置し、屋根裏収納部屋全体を外気から守るようにすればかなり軽減されます。また、窓に紫外線防止のためのフィルムを貼っておけば、ストック品や季節外用品の日焼け対策にもなります。カビや湿気対策として、換気のため扇風機やサーキュレーターを設置するのも効果があります。
色々な使用方法を考えると魅力的な屋根裏収納ですが、原則としては「収納スペース」ですから、法律的な要件さえ守れば容積率として計算されない特徴があります。
その条件として、最大の高さが1.4メートルまで、床面積は下の階の床面積の半分以下と定められています。
また、固定階段が禁止されることが多いのにも注意が必要となります。
階段に関しては、自治体の規定にもよりますが基本的には梯子を取り付けて使うことになります。
アルミ製と木製が主流ですが、重量はアルミが軽いので扱いやすく、価格は木製のほうが安くなります。梯子を使用しないときは屋根裏に収納することになりますから、総重量にも気を使うことになります。
あとは、日常の上げ下げの動作が簡単に行えるものかを確認して選ぶとよいでしょう。予算に余裕のある方は、電動で伸縮するタイプの梯子がとても便利です。
屋根裏収納は新築時だけでなく、リフォーム業者に依頼して増設することもできます。この機会に床をクッション材にしたり、壁紙をつけたりして、出入りが億劫にならない、素敵な空間を作るのもいいですね。
屋根裏スペースの活用を検討するときは、あらかじめリフォーム業者に依頼して現地調査をしてもらい、荷重を考慮したうえでどの程度の広さを確保できるのかをきちんと計算することが大切です。
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