部屋を広く使うために、間取りと家具を一緒に考える

編集・掲載:株式会社スマイルプラス

間取り図では十分に見えた部屋が、家具を置くと窮屈に感じられることがあります。反対に、面積が大きくなくても、部屋のつながりや家具の配置によって使いやすく感じることもあります。住宅全体を見直すときは、広さの数字だけでなく、そこで何を置き、どう過ごすかも合わせて考えてみましょう。

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すべてを小さな部屋に分けなくてもよい

家族の居場所を考えると、一人ずつの部屋や用途ごとの部屋を用意したくなるかもしれません。ただ、部屋を細かく区切るほど、出入口や行き来のための空間も必要になります。いつも独立して使いたい場所と、ときどきつながって使えればよい場所を分けて考えてみてください。

例えばリビングに隣接する部屋を、建具を開ければ一緒に使えるようにする考え方もあります。普段の使い方と来客時などの使い方を比べると、必要な区切り方を整理できます。個室としての落ち着きや音への配慮も含め、家族にとって無理のない形を検討しましょう。畳める間仕切りで、開けば大きな一つの空間に、閉めれば個室にできるようにした例は、代表の自宅(マンション)の施工事例でご紹介しています。

持っていく家具の寸法を図面に重ねる

今の家具を使う予定なら、部屋の広さを決める前に寸法を確認しておくと役立ちます。買い替えを考えている家具も、置きたい物が決まっている場合は、その大きさを相談時に伝えましょう。図面の空白だけで判断せず、実際の家具を置いた状態で考えるためです。

元の間取り図と同じ縮尺で家具の形を紙などに描き、重ねて配置を試す方法もあります。家具そのものが収まるかだけでなく、扉を開けたり、人が通ったりする場面も想像してみてください。置ける場所と、使いやすい場所が違うことに気づくかもしれません。

見通しと行き来を合わせて考える

空間の見え方は、どこまで視線が通るかによっても変わります。ただ、区切りをなくすことだけを優先すると、落ち着いて過ごしたい場所との兼ね合いも生まれます。家事をしながら見渡したい場所と、見えすぎない方がよい場所を整理してみましょう。

掃除や洗濯で何度も遠回りする場所、家具を避けて通っている場所も、間取りを考える材料です。壁や建具を変えられるかは建物ごとに確認が必要ですが、家具と日々の動きを図面に重ねる準備は先にできます。広く見せることと、無理なく使えることを一緒に考えていきましょう。

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