アパートの外装フル改修工事 見た目すっきりに -川崎市幸区
- 施工期間
- 30日間
- 施工地域
- 川崎市幸区
- 住宅種別
- 賃貸アパート
- お客様のご要望
- 経年劣化してしまった賃貸アパートの外装をリフォームしたい。
- 担当者コメント
- 施主である大家さんのご依頼で幸区の木造二階建て集合住宅の外装リフォームを行いました。
外装を行うときはまずは仮設足場を架けるところからスタートになります。そして、既存のトタン外壁を1枚1枚釘を抜き、下地を再利用するため、丁寧に剥がす解体工事へと移っていきます。この際、築年数が40年程度ということもあり、断熱材が封入されていないことを確認し、さらにトタンの下には胴縁と言われるトタンを留めるために配している下地のみであることが分かりました。簡単に表現すると、夏暑くて、冬寒い、そして自身に滅法弱い・・・、ということになります。これではいけませんので今回のご依頼となったわけです。
工事は順調に進み断熱材を封入しつつ、通常は下地ベニヤの外側に貼られる透湿防水シートを断熱材の抑えに利用して貼っていきました。当然、サイディング仕上げの前には通常通り下地ベニヤの外側に透湿防水シートを貼り防水性を担保しています。またこの下地ベニヤですが厚みのある12㎜の構造用合板を用いることで、今まで以上に横方向への揺れを止め、更に上からの荷重も受けられる箱のような構造へと生まれ変わっています。
現在では一部のローコスト注文住宅やローコスト分譲住宅を除き、ほとんどの木造軸組み工法の新築には9㎜以上の構造用合板を採用するようになっています。ツーバイフォー住宅などのように、無くては成立しない必須構造材ではありませんが、昨今の地震対策への観点から採用するようになっています。その際には積極的に採用し、筋交いを完全に消除して構造用合板を主要構造材とする場合と、筋交いを主要構造として耐震基準をクリアしているうえにさらに構造用合板を地震エネルギー吸収の補助として採用する場合の二通りがあります。弊社では新築住宅を注文していただきました場合、後者のより堅牢なお造りをするよう、当初の御見積から金額に計上しております。それでも一般的な注文住宅よりも割安感がある御見積書に仕上がる傾向にあります。
耐震強度を増した下地が完了すると今までのイメージを一新するべく、おしゃれな窯業サイディング貼りを行います。目地部分は耐久性が高い、編成シリコン樹脂のシーリング材を充填しています。また構造上、サイディング貼りを施工できない場所については、耐用年数の高い同系色塗料で塗装いたしました。
すっきりした見た目に変わり、目には見えませんが耐震性が抜群に向上し、新しい入居者様にもお喜びいただけるかと存じます。ご発注ありがとうございました。 - 費用
- 2,480,000円（税別）
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